2016年4月8日金曜日

決断


今日も病院へ行きました。



午前中に目が覚めたのですが、どうも体調が思わしくなく、

疲労が溜まってるのか、それとも食事が喉を通ってないからなのか、

自分では解りませんが、起き上がる事が出来ず、結局昼までグダグダしてました。



正直、空腹を全く感じないんです。
 
水分は摂取してますが、食事は見舞いが終わった後の夜1食だけ。

やばいですね。




母の容態ですが、昨日より動きが少ない感じがしました。

呼びかけても反応が少し鈍く、単に状況が少しづつ把握出来て、

落ち着いてるのならいいのですが、体力が落ちてる可能性もあります。

ただ、何かを伝えようと、じたばた体を動かす際、大丈夫だよと言うと、大人しくなったりもします。




脳の検査もあったのですが、それについてまだ医師からの説明はないので、

今の段階で、良い方向に向かってるのか、まだ判断する事は出来ません。

そんな中、やはり今日も担当の看護師から、

延命措置についてどうするか、尋ねられました。




緊急を要する際、これでは医師も困るだろうし、可能性がゼロでなければ、

何らかの結論を出さないといけないと思い、昨夜、延命措置について、自分なりに調べました。

正直、何となく理解してる程度だったので、その内容や画像等を見て衝撃を受けました。




賛否あるかとは思うのですが、自分が感じたのは、

これを母にはしたくない。でした。




勿論、存在してくれてるだけで、心の拠り所にはなります。

しかし本人は苦しい、辛いとも言えない状況で、雁字搦めで体内に管を入れられ、

ただ単に生かされてるだけの状態を希望するでしょうか。

そう思ったんです。




脳梗塞で半身麻痺になって7年程度になります。




この約7年間、母は、長年自分でやっていた店をたたみ、大好きな料理、園芸、

趣味も諦め、体力と相談しながらの外出に、日々の生活は家族の支援頼み。

また、思った事が脳内でうまく纏まらず、言いそびれたり、誤解を招いたり、

時には感情のコントロールが出来ず、家族と喧嘩になったり、

そんな今の自分に失望と絶望も味わいながら、どうにか折り合いを付けて、やって来てたのです。



そして何より、後遺症と戦いながらも、本人は必死にリハビリに耐えてきたのです。





本人が一番辛かったんです。





これほどの苦しみを味わい、受け入れたくない現実を突き付けられて来たというのに、

さらに苦痛と辛い思いをさせる事は、自分は酷だと思いました。




ですので、本日、決心しました。




身体に負担のかかる延命措置は拒否します。




そう看護師に伝えました。




劇的な回復は無理でも、寝たきりだっていい。

話せなくたっていい。ただ、一緒に過ごせるこの時間を大切にしたい。


そう思い、今日も病院からの連絡が無い事を願いながら、1日を終えます。
















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