今日、夕飯が出来るその時。
両親は二人してテレビ見てました。
「ほらテレビばかり見てないで、テーブル片付けなさい。」
そう言うと、二人して慌てて、片付けだの食事の準備だのしてました。
いつもの日常なんですが、ふと考えたら、いつの間に立場逆転してて、
とても面白いなと、思い出し笑いしながら更新してます。
年を取って、どんどん両親は老いていきますが、やってる事は子供みたい。
なんか可愛いいもんですね。
でも、知恵があるから、子供よりは憎たらしい時が多いんですけどね。笑
最後の切り札は、
「親に向かって何だ!」
ですから、人のいい私(?)は勝ち目が無いのがなんとも。。。
さて、今日は私の嫌いな言葉にまつわるエピソードです。それは...
「現状維持」
当たり前のように使われてますし、決して悪気がないのも承知してます。
でも、どうしても好きになれないと言うか、認められない言葉です。
それはなぜか。
この言葉の裏には、隠された「甘え」や「逃避」があると思ってしまうんです。
私は歴とした日本の心を持った日本生まれの日本人なんですが、
部分的に、欧米の方のような思考があるみたいなんです。
生まれてからそうだったのか、仕事で海外絡みが多かった事もあり、
気付いた感化されていたのか、真相は分かりませんが、
時間は進んでるのに、今のまま、努力もベストも尽くさず、
この状態を維持だと、結局は後退してるだけ
と思えてしまうんです。
まあ、別に悪くなってる訳じゃないから、これで良しとしよう。
といったニュアンスは欧米では明らかに後退ですよね。
そういえば、どこぞやの企業の方が
「出来ない理由は作らない」って言ってますが、
彼のやり方は、ともかく、個人的にはこの言葉は凄く好きです。
親の介護をするようになって、結構な頻度で「現状維持」が使われます。
そして、その言葉を耳にしてしまうと、どうしても、明確にしたくなってしまうんです。
何が、どこが、どう現状維持なのか。このままの状態で本当に問題はないのか。等...
非常に迷惑どころか、ウザい野郎だな。って話ですよね。笑
私も反省はしてるのですが、なかなか治せないんです。
一度担当者会議でもありました。
デイケアのスタッフの方が、ついこの言葉使ってしまい、
私は思わず言ってしまったんです。
後遺症で運動能力が低下して、平均体重をかなりオーバーし、
高血圧、かつ糖尿病の心配もあると医師に言われてるのに、
現状維持と言うことは、そういう点を考慮はして頂けないのですか?
言われたスタッフは、ハラワタ煮えくり返った事でしょう。笑
慌ててケアマネがフォローしてましたけど、ケアマネも驚いた顔してました。
別にスポーツクラブやエステとは思ってませんので、
デイケアで痩身効果や、栄養指導、肥満対策を求めてる訳ではありません。
ましてや、後遺症を回復させろとも思ってませんし、日々のストレス発散に、
イチャモン付けてやろうなんて、全く思っていません。
ただ、健康状態等は気に止めて、少しでも健康増進を意識して欲しいだけなんです。
別の介護施設の相談員の方は、この点非常に慣れた方のようで、
現状維持と言う言葉は使わず、
「このペースをキープしつつ、頑張っていきましょう。ただもう少しお痩せに...」
と言ってくれます。これなら納得は出来ます。
ええっ?あまり変わりない??
そんな事はないでしょう。笑
こちらだと、現状の本人の努力も認めてもらえてる感があり、
かつ、施設側も実際は適当でも、健康上目を配ってるように感じませんか?
そして何より、気分的にも前向きな感じがして、
一緒に頑張りましょうという感じに取れるんですが、どうですかね?
通ってる母に直接影響さえなければ、
この鬼息子。口煩くて、細かくて、クレーマーで、鬱陶しい。クソジジイ。
そう思われてもいいとはいえ、
やはり、少し反省した方がよさそうですね。
表向き、その方1人1人に合ったプランでって謳ってたとしても、
担当の方の気配り次第では、どうにでもなってしまうのが介護サービスです。
当たり、はずれ的なものは、確かにあります。
正直、介護職に就いたばかりで、不慣れな方も居るでしょうし、
こちらだって、完璧かつ至れり尽くせりを求めてる訳では全くないので、
家族に対しては、嘘でも、
気配りしてますよ。安心して通ってください位言って欲しいもんです。
とはいえ、言いたい事ばかり言ってますが、私はいつも感謝しています。
皆さんのお陰で、一息つける時間が持てるんですから。
いつも有難う御座います。
でも、「現状維持」とだけは言わないで下さい。笑
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