そこに、着の身着のままの格好で、ただ座って待つだけの自分。
目の前を誰が通ろうが、どんな顔されようが、知ったこっちゃない。
ただ、早く母の状況を知りたかった。。。
約1時間程度して、処置室に呼ばれた。
CTだのMRIだの画像を見せながら、医師が説明をしてくれた。
「ここの右脳が白くなってるでしょ?これは脳梗塞です。」
「しかも、これ、かなり大きいから、きっと車椅子になるだろうね。」
言葉を選ぶ訳でもなく、いきなり直球を投げてくる医師。
なのに、うろたえも、打ちひしがれもしなかった。
不思議と全くショックじゃなかったのだ。
倒れた瞬間の麻痺の状態を見て、覚悟を決めたからなのか、、
それとも、生きてて、会話出来れば、それだけで十分。とでも思ったのか。
いまだに良く分からないが、恐らくは両方なのかもしれない。
前と同じような身体じゃなくても、意思疎通できて、そして存在していれば、
まだまだ、たくさん時間を共有出来る。この状況下では、これだけで十分だった。
これから病棟へ運びますから、もう帰って頂いて大丈夫ですよ。
と、言われ、家に帰った。
母は3日程HCU病棟に入院し、その後、一般病棟へ移された。
時々、足の違和感を訴えたが、状態は安定していて、
一般病棟に移ってからは、軽いリハビリ等もしたりしていた。
ただ、多少幻覚が見えたりするようで、誰かが居ると言ってみたり、
左半分の視野が欠けてるようで、見えない事が良くあった。
また、会話すると、時系列がメチャメチャだったり、生きてて当たり前と思うような事が、
言えなかったり、理解出来なかったりで、会話が結構大変だった。
身体の麻痺は、しっかり左半身に存在していたので、歩く事は出来ず全ての移動は車椅子。
しかも、顔にまでも麻痺の症状はあって、片目は閉じたままの状態。
それは、まるで極悪人な風貌だった。これだけは心苦しかった。
他の入院患者やその家族は、まるで見てはいけない物扱い。
でも、自分は堂々と、率先して車椅子を引き、母と何度も病院内を移動しりしていた。
そんなこんなで10日程して退院し、今度はリハビリ病院へ転院するよう言われ、
車で20分程離れた病院へ。
「あそのこリハビリは凄く厳しいですよ。だけどその分回復する人もたくさん居ますから」
以前と同じようにとは行かなくても、少しでも回復してくれれば...
藁にもすがる気持ちで、母のリハビリ病院での入院が始まったのでした。
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